は大人も楽しめる?旭山動物園こども牧場は園内で唯一、動物と直接ふれあうことができる場所です。
名前が「こども牧場」となっていますが、大人も入って楽しむことができる施設です。
こども牧場では、直接動物とふれあえる「ふれあいの時間」や、手作りパネルの展示で楽しく動物を観察できる工夫が盛りだくさん。
そんなこども牧場には、いまどんな動物たちがいるのか、こども牧場の見どころや魅力についてお伝えします!
旭山動物園のこども牧場について
旭山動物園には、こども牧場が2か所あります。
- 第1こども牧場
- 第2こども牧場
それぞれ、暮らしている動物が違います。
小動物とのふれあい時間を体験できる第1こども牧場と、ヒツジやヤギなどの家畜動物を間近で見られる第2こども牧場。
それぞれの見どころや魅力について、ご紹介します!
旭山動物園の第1こども牧場の見どころや魅力について
家畜やペット動物と人との関わりを考えたり、命のあたたかさ、大切さを感じてもらう場所として、1997年4月にオープンしたのが、こども牧場です。
オープン以来、特に子供たちでにぎわう人気スポットです。
こども牧場では3種類の動物が暮らしています。
旭山動物園 第1こども牧場の動物たち
カイウサギ
モルモット
犬
まずはカイウサギとモルモットのいる建物内へ入ってみましょう。
ウサギやモルモットは寒さに弱いので、建物で暮らしています。
冬は暖房が入っていて、快適に過ごせるように室温もしっかり管理されているんですよ。
こちら↓↓↓カイウサギ。
カイウサギはその名のとおり、ペット用の品種です。
野生のノウサギに比べると、耳が短くて季節で毛が変わることもありません。
園内の北海道産動物舎にいるエゾユキウサギと比べると、前足が短くて太めです。
ウサギといえば人参を食べている印象ですが、旭山動物園のカイウサギは人参のほかに小松菜やチンゲン菜も食べているんですよ。
耳がピンと立っていて、こちらの様子をうかがっていますね。
カイウサギたちに明らかに警戒されています。
ちなみに、リラックスしているときは耳がたおれます。
飼育員さん手作りのパネルも「へぇー!そうなんだ!」ということばかりです。
そしてお隣にうつると、モルモットがいます。
ちょうど、モルモットのごはん中に出くわしました^^
モルモットって体温が人より高くて、37.2度から39.5度が平熱なんです。
なので、ふれあい時間でモルモットに触ると、じんわり温かい感覚で、大人も子供もすごく癒されるんですよね。
カイウサギ、モルモットのほかに、ラブラドールレトリーバーのだいちが暮らしています。
こども牧場といえば、オープン当時からずっと犬がいて、最大4頭の犬が暮らしていたこともありました。
犬の後ろ足がマヒして歩けなくなった時は、飼育員さんが犬用車いすを手作りしていたことも。
飼育員さんのお世話の様子や、最後まで責任をもって飼育するという姿を身近に感じられるのが、こども牧場の魅力のひとつですね^^
旭山動物園こども牧場のふれあいの時間は大人も参加できる?
こども牧場の人気イベント、カイウサギやモルモットにさわれるふれあいの時間は、大人も参加できます。
ふれあいの時間がある日には、こども牧場のふれあいコーナー入口に、当日のタイムスケジュールが貼りだされます。
入口横には、こんなカワイイ看板も。
このほか、旭山動物園公式twitterで、ふれあい時間やもぐもぐタイムの実施について投稿があります。
ふれあい時間があるときは、だいだい9時から10時くらいの投稿に実施時間が出ているので、旭山動物園公式twitterもぜひチェックしてみてください^^
旭山動物園の第2こども牧場の見どころや魅力について
こども牧場のお隣に2006年7月にオープンした第2こども牧場。
以前はポニーがいたのですが、2017年に亡くなってしまいました。
第2こども牧場ではいま3種類の動物が暮らしています。
旭山動物園 第2こども牧場の動物たち
ヤギ
ヒツジ
ブタ
第2こども牧場の放飼場には斜面があるのですが、ヤギは斜面の上側に、ヒツジは 放飼場の下側の平らなところに集まっています。
ここで見てほしいのは、ずばりやヤギです。
ヤギって高いところが得意で、 放飼場にある高い橋の上を歩くこともあります。
突然、頭上で足音がして「なに???」って上を見ると、ヤギが歩いてきた!なんてことも。
施設に、ヤギの特性を活かした工夫がされているんです。
対してヒツジは、斜面の下側でまったりしている姿を見ることが多いです。
ヤギとヒツジの習性を見比べてることができるように、とあえてヤギとヒツジを一緒の放飼場にしているとか。
動物の習性を見比べることができるような、工夫がされているんですね。
このほか、第2こども牧場には、旭山動物園名物!飼育員さんの手書きパネルが盛りだくさんです。
たとえばこれ↓↓↓
ヤギとヒツジの目って、そんなに注目したことないですよね。
考えながらめくってみると、こちら↓↓↓。
なるほど、そうなのか!となって、またヤギとヒツジをじーーーっと見る。
こんな風に動物をよーく観察する仕掛けがあるんですね。
中には、↓↓↓こんなパネルも。
人は動物から恵みをもらっている、「いただきます」という動物への感謝の気持ちを持ってもらえたら。
そんな思いで、旭山動物園では「いただきますパネル」を制作しているそうです。
この前にこども牧場に行ったとき、ちょうど社会見学のグループワーク中だった小学生と出くわしました。
ブタの「いただきますパネル」を見て「昨日食べちゃった………」って悲しそうな顔をしていたり、「こんなの見たくなーい!」などなど、反応は様々。
大人も子供も、「いただきます」を改めて考える、そんなきっかけにもなるパネルですね。
この他にも、ヤギとヒツジの毛の違いや、飼育員さんが見てほしいブタのポイントを書いたパネルなど、動物をより詳しく観察できる工夫がいっぱいです。
ここに紹介したパネルは展示パネルのほんの一部です。
パネルを順番に見ていくだけでも読み応えがあって面白いので、ぜひ見てくださいね^^
おわりに
旭山動物園こども牧場は、大人も十分に楽しめる施設です。
ペンギン館やアザラシ館に比べるとちょっと地味かもしれませんが、命をより身近に感じられるのが、旭山動物園のこども牧場の魅力です。
正門や西門側から行くと上り坂でちょっと大変かもしれませんが、動物と人との関わりを楽しく学べる場になっているので、ぜひ足を運んでみてください!
以上、旭山動物園のこども牧場についてでした^^